アスベスト肺(石綿肺)とは
アスベストとは何か、どこに使われているのか。また人体にどのような影響を与えるのか、アスベストを除去するにはなど、アスベストの問題とその対策を解説します。
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アスベスト肺(石綿肺)とは
アスベスト肺(石綿肺)は、アスベストを吸い込むことで起こるじん肺です。じん肺とはいろいろな粉塵を吸い込むことで肺が繊維状になって、弾力性を失い硬くなったものをいい、酸素を取り込みにくくなってしまいます。
アスベスト肺の初期の自覚症状は、階段の昇降、急ぎ足であるいたときの息切れに現れ、せきや痰をともなうこともあります。
症状が重くなると呼吸機能が低下して、呼吸困難を引き起こします。さらに心不全の原因にもなります。アスベスト肺になるとアスベストを吸入しなくなってからも症状が悪化します。
アスベスト肺はアスベストを10〜20年にわたり吸入したときに生じます。アスベストを吸入した機関が10年未満ではまず発症することはありません。
残念ながら、アスベスト肺は今のところ根本的な治療法はありません。