アスベストの飛散性
アスベストとは何か、どこに使われているのか。また人体にどのような影響を与えるのか、アスベストを除去するにはなど、アスベストの問題とその対策を解説します。
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アスベストの飛散性
アスベストを含有する吹き付け材の飛散性はその状況により変わり、経年劣化したもの、人為的な力が加わったものなどは飛散性が高まります。
アスベストの繊維は非常に細かく軽いので、飛散するとすぐに落ちることはなく、しばらくの間大気中を漂い続けます。室内に飛散したアスベストは12時間たってやっと濃度がゼロになるというデータもあります。ちなみに濃度ゼロというのは、すべてのアスベストが床に落ちた状態のことです。
アスベストはほんの少しの風が起こっただけでまた空気中に舞い上がってしまうほど飛散しやすいのです。そのため、アスベストの清掃はホウキなどではなく、HEPA(高効率粒子空気)フィルターつきの掃除機を必ず使用します。