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アスベストの歴史

アスベストとは何か、どこに使われているのか。また人体にどのような影響を与えるのか、アスベストを除去するにはなど、アスベストの問題とその対策を解説します。


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アスベストの歴史

アスベストで作られた布によく似たものとして、火浣布(かかんぷ)があります。これは中国の伝説に登場するのので、火ねずみの毛で織られた燃えない布です。火ねずみは架空の動物ですが、燃えない性質をもつアスベストは古代から珍重されており、北欧、ギリシャ、エジプト、などで紀元前から使われていたことが分かっています。

アスベストという言葉は「永遠不滅の」とか「消えない」という意味のギリシャ語に由来しており、火をつけても燃えずに残っていることから、この名がついたとされています。この性質を使ってギリシャのアテネの神殿やローマでもランプの芯に使われていました。

また紀元前3000年頃のエジプトでは遺体をアスベストで織った布で包んで、ミイラを作っていたとされています。このように古代からアスベストの耐久性、耐食性、柔軟性などから優れた素材とされ、多くの用途に使われ、徐々に人々の生活の中に定着していくようになりました。

 

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